富士山は普段使いの食器として、昔ながらの技術・技法により大阪錫器で作られています。
原材料
原材料の錫の地金(インゴット)です。
錫地金を鍋で溶かします。
(錫の溶解温度は約232度)
鋳造工程
ドロドロになった錫を、鋳型に柄杓でそそぎ込みます。
固まったら型から取りだします。
漆塗り
色は天然の漆に赤や青などの顔料を混ぜ、色合わせをした漆を全体に万遍なく塗り込みます。着色されたのち、室(ムロ)にて半日寝かすことで漆がしっかりと付着します。
研磨工程
口の部分はロクロを使いカンナで削り出し、錫本来の美しい輝きを引き出します。
着色部分全体を再度ロクロで艶出しをすれば完成です。
完成